世界で活躍する7組の建築家

7 COOL ARCHITECTS——世界で活躍する7組の建築家

フリッツ・ハンセンは、コラボレーションプロジェクト”7 COOL ARCHITECTS”を通じて2015年に60周年を迎えたブランドのアイコン、セブンチェアに唯一無二のオマージュを捧げました。2015年7月16日には、ベルギーのゲント・デザイン・ミュージアムを皮切りに特別展を開催。本イベントのために、フリッツ・ハンセンは世界で活躍する7組の建築家にアイコニックなセブンチェアの再解釈を依頼しました。7組の建築家とは、ビャルケ・インゲルス・グループ(以下BIG)、カルロス・オット&カルロス・ポンセ・ド・レオン、ジャン・ヌーヴェル・デザイン、五十嵐淳、ネリ&フー、スノヘッタ、ザハ・ハディド・デザインです。ゲント・デザイン・ミュージアムでのワールドプレミア後、本イベントは各地を巡回し、次の目的地、ノルウェーの首都オスロへ向かいました。

フリッツ・ハンセンは、コラボレーションプロジェクト”7 COOL ARCHITECTS”を通じて2015年に60周年を迎えたブランドのアイコン、セブンチェアに唯一無二のオマージュを捧げました。2015年7月16日には、ベルギーのゲント・デザイン・ミュージアムを皮切りに特別展を開催。本イベントのために、フリッツ・ハンセンは世界で活躍する7組の建築家にアイコニックなセブンチェアの再解釈を依頼しました。7組の建築家とは、ビャルケ・インゲルス・グループ(以下BIG)、カルロス・オット&カルロス・ポンセ・ド・レオン、ジャン・ヌーヴェル・デザイン、五十嵐淳、ネリ&フー、スノヘッタ、ザハ・ハディド・デザインです。ゲント・デザイン・ミュージアムでのワールドプレミア後、本イベントは各地を巡回し、次の目的地、ノルウェーの首都オスロへ向かいました。

アルネ・ヤコブセンがデザインした多くの椅子とは異なり、セブンチェアは特定の用途のために制作されたものではありません。たとえばそれは、デンマークの製薬会社ノボ・ノルディスクの社員食堂のためにつくられたオーダーメイド品のアリンコチェアとも、イギリスのオックスフォード大学のセント・キャサリンズ・カレッジのためにデザインされたオックスフォードチェアとも違います。よってセブンチェアには、”7 COOL ARCHITECTS”が証明したように、自由な解釈に対してオープンであると同時にまったく違うコンテクストに溶け込むことができる普遍的な性質が備わっているのです。本イベントでは、世界で活躍する著名な7組の建築家が各自の文化的背景と建築に対するパーソナルな考えという視点を通じてセブンチェアを再解釈した作品を発表しました。

「60年前、アルネ・ヤコブセンはセブンチェアをデザインしました。今回、ジャン・ヌーヴェル、BIG、ザハ・ハディド、スノヘッタ、ネリ&フーを含む7組の建築家がセブンチェアの再解釈という私たちのオファーに応じてくれました。彼らが生み出した作品は、時空を超える本物のデザインのモダンな力を証明し、セブンチェアがいまも変わらない価値を保ち続けていることを示しています」と、フリッツ・ハンセンのヤコブ・ホルムCEOは語ります。
ザハ・ハディドが手がけた作品は、コンストラクションとサポートがシームレスに融合したダイナミックな表現を体現しています。継ぎ目のない2本のスチールロッドによるこの作品は、彫刻的なベースが地面に向かって曲線を描き上昇することで成形合板製のアイコニックなチェアのうねるようなフォルムをなぞります。

「セブンチェアのシルエットは、タイムレスであると同時にひと目でそれとわかるほど特徴的です。無数の方法でベースを変えられることから、機能性に富んだ椅子であることも証明されています。私たちは、ベースとシェルがエレガントに交わって融合し、シェルを包み込むベースのデザインを追求しました」と、ザハ・ハディド・デザインのザハ・ハディドCEOは述べます。

BIGの作品は、重ねられた成形合板の真髄とスタッキングによる機能性という、有形物としてのセブンチェアの特徴からインスピレーションを得ています。「最終的には、セブンチェアのアイコニックな様式をそっとなぞる作品に仕上がりました」と、BIGの創設者・クリエイティブパートナーのビャルケ・インゲルスは語ります。