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ファーストチェア

コペンハーゲン・タウンホールチェア

デンマーク国会議事堂のチェア

1918年にデンマーク国会議事堂はクリスチャンボー城の中に移転しました。城の建物は1928年に竣工するまで未完成でしたが、1918年にはすでに国会議事堂として稼動しました。この城の建築家でもあるトルヴァルト・ヨルゲンセンがデザインし、フリッツ・ハンセンが製造したこのチェアは、現在も変わらず使用されています。
オフィスチェア
フリッツ・ハンセンにとって初めての高さ調整機能付きのこのチェアは、1920年代に誕生しました。当初は座面の張り地付きのデザインでしたが、後に金属のシャフトとビーチ材を使った、張り地なしのモデルも登場しました。

クリスモスチェア

ラウンジチェア

ダンチェア

スチーム曲げ木が特徴的なダンチェアは、同じ方法で製造されていたトーネットチェアからインスピレーションを受けてデザインされました。ハンセン家の3代目であるソーレンとフリッツの兄弟が祖父が創業したこの会社に入社しましたのはこの時期です。フリッツが製造部門を担当し、ソーレンが新製品の開発を担当していました。この兄弟が活躍した時代にソーレンがデザインした製品のうちのひとつがこのダンチェアです。
ソーイングボックス
この裁縫箱は、ソーレン・ハンセンが妻のカーステンにプレゼントする為にデザインしたものです。1933年にデンマークのフレデリシアで開催された展示会で披露されるやいなや、その細部にまでこだわったデザインによって大衆を魅了し、定番商品として数年間製造されました。箱はビーチの成形合板製で、蓋のヒンジはレザーが使われています。フレームはブラックに塗装された金属製です。

ベルビューチェア

オフィスチェア

チャーチチェア

カナダチェア

アームチェア

チャイナチェア
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ウインザーチェア

AXチェア

ラウンジチェア

ラウンジチェア
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子供用テーブル

幼稚園のためにデザインされたこの子供用テーブルは、6人用の椅子と中央のテーブルがつながって出来ています。素材はフリッツ・ハンセンの特色でもあったビーチの無垢材と曲げ木です。
ワークチェア
ホルガー・ヤコブセンによってデザインされたこのチェアは、前後に傾けて座ることが出来るようにベースの形が作られています。ベースの端に傾斜がついており、傾けた状態でも安定しやすいようにできています。この機能は1940年代から50年代にかけて、長時間の国際電話で話すときなどに役に立ちました。座面に張り地が施されており、快適な座り心地となっています。

PK0

このチェアはフリッツ・ハンセンとポール・ケアホルムによる最初のコラボレーションでしたが、デザインされた当時は製品化に至りませんでした。しかし、1990年にフリッツ・ハンセンの創業125年を記念して600脚限定で製造されました。
カンファレンスチェア
このチェアはラーセンとマドセンのデザインデュオが会議室やレストランのためにデザインしたいくつかの作品のひとつです。背もたれは平らでありながらも美しい曲線を描いてアームにつながっており、長いミーティングでも快適に座っていられるチェアです。無垢材と成形合板の組み合わせの構造になっています。

アリンコチェア

元々はデンマークの製薬会社、ノヴォ・ノルディスクの食堂のためにデザインされたアリンコチェアは、フリッツ・ハンセンの創業80周年の記念日に発表され、メディアや評論家たちはすぐにそのデザインに魅了されました。その一方でフリッツ・ハンセンは、ミニマルなデザインと脚が3本のみであることによる座り心地や安定性への疑問を理由に、製品化については懐疑的でした。しかし、このデザインに強い自信を持っていたアルネ・ヤコブセンが、売れ残った場合には全て買い取ることを約束したため、製品化されることが決まり、現在に至るまで製造され続けています。成形合板とスチールパイプでできたこのチェアの誕生は、フリッツ・ハンセンとアルネ・ヤコブセンそれぞれの歴史における、重要な出来事となりました。
スタッキングチェア
ハンス・J・ウェグナーは木製のチェアで知られていますが、このチェアのような金属のベースと張り地の座面を組み合わせたスタッキングチェアもデザインしました。このチェアが製品化されることはありませんでしたが、この背もたれの形状はその後のウェグナーの代表的なチェアのデザインに活かされています。
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ハートチェア

この3本脚のチェアの名前は座面がハート型であることに由来しています。ウェグナーは同じく3本脚で直径120cmの円形テーブルと合わせて、このチェアをデザインしました。テーブルと組み合わせると6脚のチェアがテーブルに収まり、花のような美しい形になります。
ドットスツール
ドットスツールは1950年代、アルネ・ヤコブセンがアリンコチェアをデザインしたのと同時期に開発されました。アルネ・ヤコブセンはチェアの開発に際し、フリッツ・ハンセンの工場で多くの時間を過ごし、テストや修正、仕上げの作業を進めていました。このスツールはそのようなプロセスから生まれ、1954年に3本脚の成形合板の仕様で発表され、1970年に現在のような4本脚の仕様で復刻されました。

F. L. スミスチェア

ポール・ケアホルムがF. L. スミス社の食堂のためにデザインしたこのスタッキングチェアはやや複雑な構造でできています。2つに分かれた左右対称の成形合板のシェルが背もたれの部分で2つの小さなパーツによってつながっています。スチールのベースも複雑な構造になっているこのチェアは、若き日のポール・ケアホルムの技術力をよく表しています。また、このチェアは製造コストが掛かりすぎるために製品化されなかった典型的な例です。
セブンチェア
アリンコチェアに対する賛否の声を踏まえた上で、アルネ・ヤコブセンはデンマーク家具の歴史の上で最もアイコニックな製品のひとつである、セブンチェアをデザインしました。コンパクトでミニマルなアリンコチェアと比べると、より有機的なシルエットになっています。成形合板のシェルとスチールパイプのベースという組み合わせは変わらず、製造方法もほぼ同じです。しかし、アリンコチェアが3本脚でアームの無いチェアだったのに対し、セブンチェアは4本脚でアーム付きとしてデザインされました。アルネ・ヤコブセンはこのアーム付きの仕様を気に入っていましたが、アーム無しのバージョンの方が圧倒的な人気となり、フリッツ・ハンセンの歴史において最も多く販売したチェアとなっています。
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ムンケゴーチェア&テーブル

このチェアとテーブルは、アルネ・ヤコブセンがGesamtkunstwerk(総合芸術)として内外装をプロデュースしたムンケゴー小学校の生徒のためにデザインされました。このスタッキングチェアはアリンコチェアと同じ素材、製造方法で、セブンチェアと同じ年に開発されました。この学校は、アルネ・ヤコブセンの代表的なプロジェクトとして知られ、格子状に配置された教室の間に庭が作られています。この構造は学校のレイアウトとしては全く新しいもので、生徒が快適に過ごせるよう考慮されています。
タンチェア
タンチェアはアルネ・ヤコブセンの成形合板を使った作品の中で唯一スタッキングできないチェアです。ムンケゴー小学校の一部で使われていましたが、1985年までは製品化はされていませんでした。また、それまでは「2番」を意味する「Toeren」と呼ばれていました。アルネ・ヤコブセンが二番目に気に入っていた作品だったことがその由来です。

サービングトローリー

アルネ・ヤコブセンは自宅のダイニングルーム用に円形のテーブルをデザインし、その対象物として、このサービングトローリーの形状を選びました。彼が設計した住宅のためにデザインされたいくつかのサービングトローリーと同様に、このトローリーは製品化されることはありませんでした。
チェア
このハンス・J・ウェグナーらしさの溢れる、無垢材と成形合板のフレームにレザーの座面を組み合わせたチェアは、デザインされた当時、フリッツ・ハンセンで製造されていました。後により多くの数量を製造されるモデルもこのデザインを踏襲しており、このチェアはウェグナーの代表的な作品群の先駆けと言えます。
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バチェラーチェア

バチェラーチェアは解体して、平らな梱包に収納することができ、簡単に持ち運ぶことが出来るチェアです。クッションを追加することでさらに快適なチェアになります。アーム付きとアーム無しのものがあり、テーブルにもなるフットスツールと合わせたシリーズとして、1956年の発表当初は若者を中心に大変な人気を集めました。
ドロップ
ドロップはアルネ・ヤコブセンが最も気に入っていたチェアと言われており、彼の妻はこのチェアを鏡台用として使っていました。座った時に肩が見えるデザインは、その人のシルエットを際立たせます。ヤコブセンは鏡の前に座った妻の後姿に見とれていたと言われています。このチェアは1950年代にアルネ・ヤコブセンがトータルデザインをプロデュースした、コペンハーゲンのSASロイヤルホテルの客室のインテリアとしてデザインしたものです。現在も当時のデザインのまま残されている606号室で、エッグチェア、スワンチェアと共に使われています。
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ポット

ポットは、アルネ・ヤコブセンの建築の中で最も大規模かつ有名な、コペンハーゲンのSASロイヤルホテルのインテリアの一部としてデザインされました。このホテルは、外装・内装の全てを考慮した上でひとつの作品として創り上げることを意味するドイツ語、Gesamtkunstwerk(総合芸術)としてデザインされました。ポットと同様に、スワンチェアやエッグチェアもシンプルで直線的な建物に有機的で曲線的な要素を加える装飾的かつ機能的なインテリアとして誕生しました。しかし、エッグチェアやスワンチェアが発表された時から多くの人に愛される、象徴的なアイテムとしての賛辞を得て、現在も変わらぬ評価を受けていることに対し、ポットはやや見過ごされてきたアイテムです。
ジラフチェア
ジラフチェアはアルネ・ヤコブセンがSASロイヤルホテルのレストランのためにデザインしました。高い背もたれが作り出すプライベートな空間が快適さを生み出し、木製の縁と脚が高級感を演出しています。アルネ・ヤコブセンがデザインした多くの作品には、彼にとって重要なインスピレーションの源であった自然に関する名前が付けられていますが、このダイニングチェアもジラフ(キリン)という自然に由来する名前が付けられました。
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ラウンジチェア・モデル4305

オックスフォードチェア

セント・キャサリンズ ラウンジチェア

オクセン

KARチェア

この個性的なチェアはヘニング・ラーセンがコペンハーゲンのKARレストランのためにデザインしたもので、快適さよりも見た目が重視されています。本来、チェアは快適なものであるべきですが、あまり座り心地が良いと夕食後も長居してしまい、次の客のための席が空きにくくなるという考えから、あえて快適にならないようデザインされています。
システム1. 2. 3

ワイヤーコーンチェア
