プランク

パリを拠点に活動するデザイナーのオレリアン・バルブリは、オブジェはより明晰で率直な方向に向かうべきである、というデザイン哲学の持ち主です。バルブリがデザインしたモダンでシンプルなプランクベンチは、いまではスカゲラック屈指の人気アウトドアシリーズとして親しまれています。ここでは、プランクシリーズを誕生へと導いたビジョンとアイデアについてバルブリが語りました。 人気のプランクベンチのデザインを踏襲する新しいプロダクトを考案してほしい、という依頼を受けたバルブリは、想定された目的以上の機能性を備えた、耐久性の高いアウトドア家具シリーズを思い描きました。こうして生まれたのが、アウトドアで過ごすくつろぎのひと時や楽しい時間に最適な、個性豊かな家具のフルラインアップです。 プランクベンチが発売されたのは2018年のこと。それ以来、スカゲラックのアウトドア家具の中でも高い人気を博してきました。「プランクベンチは、偏在的なチェアデザインの機能性に挑む、というアイデアの成果物であると同時に、いままでとは違うデザインへのアプローチを探求する私自身の試みでもありました。そこには、最小限の素材を使って、軽やかで遊び心があり、モダンで組み立てやすい家具をデザインしたいという想いがあったのです」とバルブリはコメントしています。 機能性とシンプルさを兼ね揃えたプランクシリーズ。その特徴は、軽やかな外観とウッドのスラットの反復が描くすっきりとしたデザインにあります。持続可能な森林管理のもとで作られた製品を認証する「FSC認証」を取得したチーク無垢材とステンレススチールの金具からなるこのシリーズは、お手入れも簡単。チーク無垢材は時間の経過とともに味わいのあるシルバーグレーへと変化します。単独でも、ほかの家具と合わせても、アウトドアでの時間に永続的なデザインを届けます。