「長い夏の夜を称えて」

ルイーズとケネス・トフト・ハンセン夫妻が語る、理想的な夏の過ごし方

ユトランド半島北部のスヴィンクロにあるスヴィンクロ・シーサイドホテル(Svinkløv Badehotel)のオーナーであるルイーズとケネス・トフト・ハンセン夫妻にとって、夏は五感が目覚める季節です。「私たちのように自然の中で暮らしていると、四季折々の違いが手に取るようにわかります。こうした違いは、視覚的にも感覚的にも感じられるものです」とルイーズは語り、次のように続けました。「その中でも、いつまでも明るい夏の夜は特別です。太陽がなかなか沈まないので、このまま永遠に夜にならないのでは、という気持ちになります」

トフト・ハンセン夫婦がアウトドア空間をあえてこのようにしつらえたことは、スヴィンクロの夏を最大限に楽しむために欠かせないことでした。理想的な夏の過ごし方は? と尋ねると、ルイーズは少し考えてから次のように答えてくれました。「テラスでの朝食、海辺の散歩、手作りのコルスコー(バターミルクを使った冷たいデザートスープ)、子どもたちが森の端で遊ぶかたわら、ケネスと一緒に北海にかかる美しい夕陽を見つめる時間。これが私にとっての完璧な一日です」