木材には、さまざまな種類があります。フリッツ・ハンセンでは、主にオーク、メープル、ビーチ、チェリー、アッシュを使用しています。色、木目、硬さの観点から見ても、それぞれの素材は独自の個性を備えています。フリッツ・ハンセンでは、持続可能性に配慮した最高品質の木材を使用しています。節、辺材(原木の表皮に近い白色の部分から得られる木材。樹液分が多く、柔らかくて腐朽しやすい)、割れなどの不良の心配はありません。
お手入れとメンテナンス方法
オイル仕上げが施された木材の表面は、木材専用のオイル、研磨用スポンジ、糸くずの出ない布を使ってお手入れし、乾燥を予防してください。木目にオイルが浸透することで汚れが浮かび上がって表面が撥水コーティングされ、滑らかでマットな質感の表面になります。納品後に2回、その後は年に3〜4回のお手入れをおすすめします。
お手入れ方法
表面が完全にきれいで乾いた状態であることを確認してから、オイルを塗布してください。オイルを使ったお手入れの12時前には、石鹸水に浸した柔らかい布を絞り、表面をきれいにしておきます。
研磨用スポンジを使いながら、木目に沿ってオイルを表面に塗布していきます。
オイルはボトルをよく振り、乾いたきれいな布を使ってたっぷりと塗布してください。オイルが浸透するまで、15〜20分待ちます。糸くずの出ない布で余分なオイルを拭き取り、一晩乾かしてください。効果を最大限に引き出すには、上記の手順を2〜4回繰り返すことをおすすめします。お手入れ完了から24時間以内に乾燥によるスポット(点)が現れた場合は、再度お手入れを行なってください。
お手入れ完了から約24時間後は、注意してご使用ください。オイルは、塗布後7日で完全に硬化します。
注記:オイルを含んだ布やスポンジは非常に燃えやすいため、必ず冷水ですすぎ、金属やガラスの密閉容器に入れて炎が直接あたらない場所に保管してください。家具の表面に直接オイルを垂らしたり、スチールウールを使用したりしないでください。
クリーニングとシミの除去
- 引っかきキズの場合:220番のサンドペーパーを木目に沿って軽くかけ、平らにしてください。その後、オイルでお手入れしてください。
- オーク材とスチール(鋼)の接触について:オーク材の表面に長時スチールが接触しないよう、注意してください。スチールはオーク材と接触することで化学反応を起こし、黒い跡を残します。黒い跡は、研磨でしか除去できません。
- 擦りキズが付いた場合:消しゴムまたは少量のオイルで湿らせた柔らかいスポンジでキズがついた箇所を拭ってください。その後、オイルでお手入れしてください。
- 液体によるシミが残った場合:シミがついた箇所を、少量のオイルで湿らせた柔らかいきれいなスポンジで優しく擦ってください。シミが木目に浸透している場合は、180番のサンドペーパーを木目に沿ってかけ、さらに220番のサンドペーパーをかけてください。その後、前述の方法に従ってオイルでお手入れしてください。お手入れ後の箇所は若干明るくなる場合がありますが、時間の経過とともにダークカラーに変わります。
- キャンドルのろうが垂れた場合:まずはろうが固まるのを待ち、オイルで湿らせた柔らかいスポンジで出来るだけ早く丁寧に擦ってください。
- へこみやキズができた場合 :へこみキズの多くは、木の繊維が破損していない場合は修復可能です。ぬるま湯を含ませたブラシをへこみにあてて擦ってください。繊維が水分を含み、持ち上がります。表面が乾いたら220番のサンドペーパーをかけて表面を平らにし、オイルでお手入れしてください。
- ボールペン、水彩絵具、マーカーによるシミ:吸水性の高い紙とシミに合った溶剤を使用し、出来るだけ早く汚れを取り除いてください。
- インクによるシミ:刺激の少ないクリーニング用洗剤を泡立てて、ブラシで優しく汚れを落としてください。それでも落ちない場合は、クリーニング用のベンジンまたはアルコール、あるいは目の細かいサンドペーパーとオイルで汚れを落としてください。
- 焦げ跡:表面的な焦げ跡の多くは、軽く研磨することで取り除けます。お客様ご自身で修復される前に、専門家に相談することをおすすめします。
注意
サンドペーパーや研磨剤を使用する際は、必ず木目に沿って研磨してください。木材の表面をくぼませる恐れがあるため、必ず広範囲にわたって研磨してください。
テーブルの場合は、シミや変色を招く恐れがあるため、木材の表面に長時間ものを置くことは避けてください。
直射日光にあたることで徐々に変色する場合があります。
木材は酸性です。そのため、スチールウールとアンモニアを使うことで化学反応が生じ、木材を傷める恐れがあります。
木材の表面には、決して直接熱いものを置かないでください。
製品
家具:エッセイテーブル、フレッド, ウツソン・スツール