ノーラン・マッキューとトレヴァー・ブリッグスによって2021年に創設された「ピアウル・キャッツキル」は、自然豊かなアップステートの静けさと、高級感あふれるブティックホテルとスパ体験が調和を奏でる場所です。土地開発に関してはニューヨークのブルックリンを拠点とするギャリソン・アーキテクツとタッグを組み、この場所本来の美しさの保全を最優先させました。その結果、50エーカー(約20万m2)ある敷地のうち、たった5エーカーをホテルのメイン棟とゲストが宿泊するキャビンのために開発しました。
フリッツ・ハンセンのアウトドアコレクションの展開を記念して実現した「ピアウル・キャッツキル」のインスタレーションは、両者の共通のバリューの証です。FSC認証ウッドを使って丁寧につくられたコンテンポラリーな家具は美しい経年変化をたどり、自然の進化を映し出す、味わいのあるシルバーグレーの色調へと変化します。
「私たちがフリッツ・ハンセンのアウトドアコレクションを選んだ理由は、このブランドがサステナビリティに配慮した方法で調達された無加工のウッドを使っているからです。美しさと心地よさを兼ね揃えたタイムレスなデザインとともに、まさに私たちが探し求めていたものでした」——ノーラン・マッキューとトレヴァー・ブリッグス、ピアウル・キャッツキル創設者
「ピアウル・キャッツキル」とのコラボレーションにあたり、フリッツ・ハンセンはアートフルなインスタレーションで施設全体を美しく飾り、フォルムと機能を溶け込ませました。丁寧にしつらえられた空間は、息を呑むほど美しい風景の中に潜む意外な場所での思索とリラックスのひと時へとゲストを誘います。
「アウトドア空間は、自然が奏でるリズムを体験するための心地よい場所として設計されています」と創設者のノーランとトレヴァーは解説します。「屋外にスピーカーはありません。バーもなければ、ゲストの気を散らすようなものは一切ありません。それは、周囲の景観と山々の不動の力を感じていただくことがピアウルのねらいだからです」
ハイキングトレイル
「ピアウル・キャッツキル」の広大なトレッキングトレイルをたどってマインドフルな冒険を楽しむ人をプランクシリーズが迎えます。プランクシリーズは、パリを拠点とするデザイナー、オレリアン・バルブリが手がけたシリーズです。創設者のふたりは、「座り心地の良い場所や静寂を味わうリラックスしたひと時、思索の機会は不可欠です」とピアウルでのアウトドア体験の重要性を語ります。天然素材であるウッドのシンプルさと機能美が魅力のプランク チェアとプランク ベンチは、森林浴やのんびりと風景を楽しみたいときの静かなスポットとして最適です。
テラス
壮大なキャッツキル山脈が一望できるピアウルのテラスは、多用途なゲストエリアとしても活躍します。フリッツ・ハンセンによるモダンなアディロンダックチェアとも言うべきビトウィーンラインズ デッキチェアと同シリーズのスツールが、屋外での静寂のひと時を満喫するための空間を創出。アトランティス アンブレラが設置されたセランディア テーブルとアームチェアは、ダイニングにもリラックスにも最適です。
スパ
山の中腹にひっそりと立つスパは、静寂と自然に抱かれる場所。デンマーク人デザイナーのポール・B・エスキルセンによるリヴィエラ サンベッドが屋外のプールエリアをより美しく彩り、好みに合った心地よさを届けることでゲストを極上のくつろぎへと誘います。
フリッツ・ハンセンとのコラボレーションについて創設者たちは次のようにコメントしました。「フリッツ・ハンセンのヘリテージは、誰にも真似できない唯一無二のものです。また、私たちはフリッツ・ハンセンのブランドづくりにおける永続的なアプローチにも最大限の敬意を払っています。ピアウルが150年後も存在すると考えることは私たちにインスピレーションを与えてくれると同時に、真剣に取り組みたいコンセプトでもあります」
フリッツ・ハンセンのアウトドアコレクションが「ピアウル・キャッツキル」をいつまでも美しく飾り、耐久性の優れたデザインへのコミットメントと自然環境への配慮を強調します。このコラボレーションは、ピアウルのエッセンスを映し出していると言えるでしょう。それは建築と自然がシームレスに溶け合う場所、キャッツキル山地の美しさが人々を魅了し続けるサンクチュアリなのです。