ルイーズとトーマス・コスターは、デンマークにあるホリスティックファーム「ザ・リュバーブ・ガーデン」のオーナーです。ホリスティックファームとは、自然の恵みを最大限に生かして作物を栽培する農場のこと。ふたりにとってザ・リュバーブ・ガーデンは単なる仕事場ではなく、インスピレーションを与えてくれる場所でもあります。農場にはレストランと雑貨店、保育園、子供たちのための菜園があり、訪れる人のためにさまざまな「学び」の体験が用意されています。ルイーズとトーマス、そして仕事熱心な社員たちは、地球の貴重な資源を傷つけない最高の野菜や肉類、魚類の栽培と飼育に励んでいます。
ザ・リュバーブ・ガーデンのねらいは、身の回りの自然に育まれた食材を使った料理を訪れる人たちに提供し、環境に配慮したエコロジカルなマインドを育むことです。努力に努力を重ねながら、家畜の飼育やレストランと雑貨店の運営に必要なありとあらゆるものを自給自足でまかなっています。ここでは、ゴミというものは存在しません。生産されるすべてが「資源」として大切に扱われているのです。
「ここで使用するプロダクトの90〜100%をこの農場産にすることが夢でした」とトーマスは言います。
ザ・リュバーブ・ガーデンは、今年で8周年を迎えました。トーマスは、この計画を思い描いた当初のことを次のように振り返ります。「レストランをオープンすること自体はわりと簡単でした。でも私には、ここで使用するプロダクトの90〜100%をこの農場産にするという夢がありました」
ルイーズとトーマスは、ザ・リュバーブ・ガーデンのような小規模な農場は自動化された大規模な農場よりもより多くの雇用を創出できると考えています。ふたりは、キッチンとレストラン、雑貨店においてもプロフェッショナルなスキルとサービスに敬意を払っています。手仕事を称えることで、園芸や農業、キッチン、サービスなどの分野の雇用創出に貢献しているのです。
「いまから25年後も、この農場が栄えていることを願っています」とトーマスは言います。
「25年前にスカゲラックの家具を購入しました。いまでも自宅の庭にあります。これが私たちの働き方なのです。いまから25年後も、この農場が栄えていることを願っています」とトーマスは言います。
単なる農場というよりは、訪れる人がサステナブルな農業について学び、上質な食材を味わい、自然の美しさを体験できる場所。ザ・リュバーブ・ガーデンは、まさにそんな場所です。オーセンティックな農業の可能性を提示することでルイーズとトーマスは、小規模農場や村などに新たな命を与えることを奨励し、日常生活のあらゆる側面においてサステナブルなマインドを推進したいと考えます。