エンター・アートフェアは、世界有数のギャラリーと世界中のオーディエンスをつなぐことを目的に立ち上げられました。創設者のジュリア・レオポルド・アルフは、今年で5回目を迎えたこのイベントについて「私たちはいまも、世界とデンマークのアート界のダイナミックなシナジーを育み、そのプロセスを通じて地元のアート環境をより豊かにする、というアプローチを守り続けています」とコメントしました。
エンター・アートフェアは、2023年8月24日から27日までの4️日間にわたって開催され、世界有数の88ものギャラリーによるさまざまなジャンルのアート展示やライブパフォーマンスが行われました。展示されたアートワークはアーティストの技術を披露しただけでなく、会場を訪れた何千人ものコレクターやアーティスト、アート愛好家に思考と内省のきっかけを与えました。
イベントにより一層洗練された雰囲気と心地よさ、そして美しさを届けるべく、フリッツ・ハンセンはオフィシャル・デザイン・パートナーとしてイベントをサポート。さまざまなラウンジエリアのキュレーションを行いました。
フリッツ・ハンセンのプロダクトの中でもアートピースのようなオーラを放っていたのがPK81™デイベッド。ポール・ケアホルムがデザインしたクラシックなPK80™デイベッドの正方形モデルです。名建築として知られるデンマークのトーンビューの市役所のために制作されたPK80™は、ニューヨーク近代美術館(MoMA)をはじめとする世界有数の公共施設でも使用されています。
もうひとつの目玉は、レストランエリアを彩った1980年製のセブンチェア。1955年に誕生したセブンチェアのオリジナルデザインを採用したこれらの椅子は、デンマークが世界に誇るデザインと製造の伝統を思い起こすためのきっかけを与えてくれました。単なる機能的な椅子にとどまらないセブンチェアは、時代を超えたデザインのオーラを裏打ちする、デザイン史の生きた証でもあります。そんなセブンチェアは、休憩したり軽食を楽しんだりしたい来場者にくつろぎのひと時を提供しました。
そのほかのラウンジエリアと休憩エリアには、ポール・ケアホルムとアルネ・ヤコブセンが手がけた、快適でアイコニックなプロダクトが来場者にくつろいで会話を楽しむ場所を提供しました。。エッグチェアやスワンチェア、PK80™デイベッドが並ぶ、広々としたラウンジが、来場者にコンテンポラリーアートに囲まれながらタイムレスなデザインに想いを巡らせる機会を与えました。
会場の外の広々とした庭園には、スカゲラックのアウトドア家具のコレクションが木漏れ日を浴びながら佇んでいました。フリッツ・ハンセンがしつらえたアウトドアスペースは、来場者が自然の中で新鮮な空気と飲食を楽しみながら、イベントの感想を噛み締められるような静かな休憩の場となりました。
コンテンポラリーアートとタイムレスなデザインの相互作用によって、両方の世界の融合から生まれる、イベント後も人々の記憶に残るような没入型の体験の可能性を提示しました。