所在地:コペンハーゲン、デンマーク
時期:2010年
設計:Lundgaard & Tranberg
インテリア設計:MTRE
カテゴリー:オフィス
エリア:役員室、会議室、社員食堂
プロダクト:グランプリチェア
SEBは、外部と内部をつなぐ橋を架け、品質に重点を置いた職場環境を整えたいと考えました。建物構造の柔軟で透明なデザインは、主にコンクリートやスチール、ガラス、ウッドといった素材を重視し、訪れる人にSEBという組織の価値観を反映したインフォーマルな印象を与えます。現代的で透明性の高い組織という核となるアイデアを表現する家具を選んだことも、北欧らしい見た目と雰囲気につながっています。建物も家具も、長持ちし、メンテナンスが最小限で済むようデザインされています。
洗練された家具と実直な建物構造を組み合わせることにより、全体に独特の北欧美学の伝統が感じられます。SEBという組織の職場文化を表現するよう設計された空間は、刺激的で活気のある職場環境を提供し、適切な人材を呼び込み、繋ぎ止めるのに役立っています。役員室や会議室、社員食堂をはじめとする共有エリアに置かれた、メンテナンスしやすく柔軟性に優れ、タイムレスに通用する貴重な魅力を持つ家具は、SEB本社の哲学と調和しています。
建物と家具には不朽のデザインという印象が共通しており、最低限のメンテナンスで済むということは、数十年間でみれば投資利益率もプラスになり、SEB組織の価値観が感じ取れます。よく引用されるSEB Bank & PensionのCEOの言葉通り、本社がSEBの可能な限り最強のブランドステートメントなのです。